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「おまえを犯せと本能が叫ぶ」 初夜の褥で見下ろす貴仁の壮絶な妖艶さに千緒里は身震いする。雄々しく猛った熱杭を最奥まで突き進めて狂ったように腰を振られ、快楽一色に染め上げられ――。 「俺達の婚姻に愛はない」 そう告げつつも燃えるようなキス。真意を尋ねたくて瞼を開くと、人ならぬ金色の瞳とかち合って……。 呪いに蝕まれ、獣に変化してゆく貴仁の秘密とは――。
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