[ライトノベル]王妃になった魔女様は孤独な悪魔に束縛される (全1冊)
作品概要
リンデンツ王国の王妃ナユラは、見た目こそ若い美女だが、長い時を生きる正真正銘の魔女である。十年ほど前、王国の兵士によって捕縛され、
棲んでいた北の森から王宮へ連れてこられたナユラは国王と結婚し、前王妃の遺した五人の王子たちの継母となった。
しかし問題はここから。この優秀でややヤバい性格をした王子たちは、実はいまだ誰ひとりとして結婚していないのだ。
「やはり母の私が悪名高い魔女だから縁談に悪影響が…」とナユラは嘆くが、真実は異なる。王子たちはナユラを誰より愛していて、ゆえに全員が全員、令嬢たちと結婚も婚約もしたがらない!
そんなある日、ナユラたちのもとへ、王子の婚約者候補のひとりである令嬢フレイミーが『英雄王ドルガーの予言書』なる本を持ち込む。
ドルガーは二百年も前の王で、悪魔と契約して国に豊穣をもたらしたといわれている。とっくに死んでいる歴史上の人物で、ナユラとも知り合いだった。
突如、その王の呪いらしき力が発動し、幼い子供に逆行したり、性格が激変したり、中身が入れ替わったり、性別が変わったりと、王子たちは大混乱。
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693 円税込