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ヴェルとの兄弟喧嘩で暴発寸前のクルトの前に、ルックナー男爵の使いを名乗る男が現れた。彼が持つ箱の中身は、『竜使いの笛』だという。周辺の飛竜やワイバーンを呼び寄せ、バウマイスター領の民もろともヴェルを殺せると聞いたクルト。焦る彼がそれを使わないはずもなく──ヴェル、大ピンチ!?アニメ化もされた大人気異世界冒険譚、待望の第11巻!
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