ポイント 2% 14pt
「あの子はね、大事な大事な お姫様なのよ。」母は 愛おしそうな手で、私の好きな色を持つ 妹の髪を撫でていた。いつだってあの子は幸福そうで・・・。妹に寄り添った あの時、幸せで、だけど どうしようもなく苦しかった。「遺言なの?」ついに明かされる悲劇の理由とはーー。未来を見る ある兄弟視点の番外編『泡沫の夢の名前は。』も収録。動き出した 悲運の円環の物語、第4巻。
この作品にはまだレビューがありません。 今後読まれる方のために感想を共有してもらえませんか?